2013年10月9日水曜日



外国で歯が痛くなると大変です。
保険が効かない事が多く、普通の虫歯でも数万円、神経の方まで虫歯が進行していたりすると簡単に十万円位かかったりします。


そして数週間前、外国で歯が痛くなったので本当に焦りました。
自分なりに気をつけていただけに、目の前が真っ暗になりました。
出向と言われたらこんな気持ちになるんでしょうか。

自分の歯と数万円を天秤にかけること数日間。

しかし自分のそんな思いとは裏腹に、日に日にひどくなっていく歯の痛み。
ついに我慢できなくなったので病院探しを始めました。
すると、とある大学病院で、研修生が先生として治療を格安でしている事を知りました。
しかし、歯の治療。

研修生にドリルで歯をえぐられる。

ホラーです。




しかし、口コミを見てみるとあまり悪くないようなので、思い切ってお願いしてみました。




担当してくれたのは、インド人の女医さん(研修中)でした。
普通の歯医者さんと違ったところは、
ただの虫歯の治療に3時間くらいかかったこと、
途中で、口を長時間開きすぎてあごが痛いので、休憩時間をもらったこと
基本的に助手がいないので、唾液を吸い取る機械を左手に持たされたこと、
20分置きくらいに教授らしき人が、ただVery Good!と言うためにやってくること、
ドリルの音が日本の物よりうるさくてこわいこと、
終わった後に、また痛くなったらここにメールして、とアドレスを教えてくれたこと、


くらいです。


ただでさえ歯医者嫌いな僕にはかなり堪え難いものでしたが、治療後の経過は順調で、しっかり虫歯は治してくれたみたいです。


ちなみに、虫歯は英語でdecayと言います。他にも言い方はあるようですが、担当してくれたインド人の先生はdecayと言っていました。

結果的には、かなり安く、痛みもとれたのでよかったのかなと思います。

もう僕の歯がdecayにならないように、そして数年後、彼女がVery Goodな先生になってくれることを願います。


                          おごま