2014年4月16日水曜日

毎日すれ違う人



きっと、この街で生きている人々の祖先をたどるとどこかで交差していて

人と人との点を線で結ぶと、やがて大きな円になって世界のかたちをつくり

過去に憎みあったかもしれない人々と同じ街で暮らしていて


同じ言葉をしゃべっている

そんな、小さな奇跡に似たものをふと感じながら歩くと

世界は本当に思ったより小さいものだと感じさせられる


肌の色、目の色、それらはカラフルに個性を彩るものであり


違う

ということを受け容れることがキーワード





そして知らず知らず、鱗のように脳みそに重なった偏見や差別を無くし

自分の頭をスポンジのようにしてくれること

それこそがマンハッタンという小さな島に溢れる

見落としがちな最大の魅力だと、ふとした瞬間に思います






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