まずは最初の一週間のこと。
13時間のフライトを終え、NYに到着したのはお昼。
空港で一息つき、腕時計をNYの時間に合わせます。
この瞬間ふと、この国での生活が始まるんだ、と実感したのを覚えています。
外に出て、目の覚めるような鮮やかな黄色いタクシーで向かった先は、ハーレムというマンハッタン島の北の方の地区。
目的地は一週間お世話になるドミトリーでした。
ドミトリーという言葉にあまり聞き慣れない印象を持つ人もいるかもしれませんが、僕の解釈では、不慣れな土地で情報交換のできる便利な安い宿泊施設です。
一つの部屋にベッドが幾つも並んでいて、トイレ、お風呂、キッチン等は共同の集団生活。
プライベートがなく、居心地が悪いように思えてこれがなかなか落ち着きます。
中には一ヶ月以上滞在している人も!
大学を休学してアマゾン川の方から北上して来た学生。
会社を辞め、世界遺産を巡っている写真家の方。
クラシックバレエのオーディションを受けに来た中学生。
などなど。
みんなここを拠点に街を歩き、暗くなる頃に戻ってきます。
夜になれば、お互いこれまでにしてきた旅の話やこれからの夢を語ったりします。
宿のスタッフの方もとても親切で、今思い返せば、本当に良い宿を選んだなと思います☆
なにはともあれ、僕のNYはここから始まりました。
最初の一週間のことです。
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