2010年10月12日火曜日

アンネの家とリートフェルトの家


オランダを訪れた一番大きな目的は、フェルメールでもレンブラントの絵でもなくて、アンネの家を訪れるためでした。

ロンドンにいた時に世界大戦についての本をよく読んでいたので、どうしてもこの家を日本に帰るまでに見ておきたいと思ったのです。






ドイツ軍によるユダヤ人迫害を恐れて、アンネの一家は1942年にアムステルダムのこの家に移り住みます。そして1944年にゲシュタポに発見されるまでの二年間をこの”隠れ家”で暮らしました。

隠れ家というのも、この家は表向きは会社のオフィスになっているのですが、オフィスの奥の本棚が仕掛け扉になっていて、その扉の向こうがアンネ一家と知り合いの家族を含む8人の共同生活スペースになっていたからなのです。

全ては死の行進から逃れるため、アンネの一家は、明かりもあまり差し込まない、物音もたててはいけないという過酷な状況の中2年間も生活をしたのでした。



アンネの家の前
今は一般に開放されていて、当時の資料なども見る事ができます。




実際中に入ると、天井の低さや、階段の急さなど、生活のしづらさに驚かされます。

生活の後は今でも残っており、生々しく彼女たちの二年間を肌で感じる事ができます。


上の写真で人々が並んでいるところをたったの60年前にドイツ軍が行進していたと思うと、鳥肌が立ちます。


そして、胸に黄色い星のバッジをつけた人々が、こづかれ、蹴られ、時には無差別に銃殺されながら、収容所までの道を歩いていたかと思うと、、、、、今の平和を疑わずにはいられなくなってしまいそう。


60年でこんなに変わるのかと。




でも今の時代にいる人が昔を知る事、それは負の歴史を繰り返さないためにもとても重要な事。

とアンネのお父さんのオットーさんが言っていました。


ちなみに彼が収容所から生き残って、アンネの日記を出版した人物です。



アンネ•フランク
1929~1945




そして、




その後に、アムステルダムから電車で30分のところのユトレヒトにも行って来ました!
友達に会うためとある家を見に。。。。

それはアンネの家とは対照的なとてもモダンな建物。

1924年に建築家リートフェルトによって建てられた、シュレーダー邸。







外観ではそのすごさはわからないのですが、中がすごい!!!!

まさにオランダ風忍者屋敷です!!

あれをあけたらあれが出てきて、、、そこをずらすと......................笑

日本語のオーディオガイドもついていてとても、楽しかったです。

ガイドのおねぇさんも元気リンリン!

コルビジェのサヴォア邸より個人的には好きかもしれないです。



ヘリット•リートフェルト
1888~1964





同じ時代に、オランダの戦火を見守った二つの家。

ちなみにシュレーダー邸は世界遺産に、アンネの日記は世界記憶遺産に登録されています。




そして、オランダの後はドイツ、このタイミングでドイツーー!!!


まだアンネに感情移入しまくりなのに!




それにしても、オランダ、自転車王国でした。




西友かーーーーーーーーーーー。笑
















4 件のコメント:

  1. すごく 西友です
    世界大戦の本 いま読んでるよー
    ロシアが痛々しいです
    ドイツ あと一週間はやかったら Oktoberfestだったね!
    東西再統合記念日も最近だったはず,,ドイツもドイツの歴史ありですねー
    とりあえず ビールで!

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  2. ドイツの現代の人々が過去の過ちを認め、いろんな形で償おうとしている姿勢にはとても感銘を受けます。
    当り前の事のようで、そうじゃない。
    個人的にドイツ人のキャラと相性が合うようです、ラテン君達より笑

    ま 取り合えずビールで。

    マテ王
    今週でKZ卒業だよ~

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  3. kasumiさん



    オクトーバーフェスなんて、、、、、、、、。

    とりあえず、ソーセージがおいしいからたのしー!笑

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  4. naokoさん

    本当にそうですね!ベルリンの街には、大戦についての博物館がいっぱいあって、市民から戦争を忘れないように、という気持ちが伝わって来ます。
    そして、ドイツ人の方が少し建設的?に物事を考える感じがします!

    とりあえずのビールはグレープフルーツ味のがお気に入りです★笑

    マテ王がいないなんて僕からしたら考えられないです。きっと待て王も悩んだんでしょうね、、、
    もし卒業パーティーなどの写真があったら是非みたいです★

    僕はラブコールをうけてフローレンスまで会いに行って来ます!

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